暮らす記録。

シンプルライフをめざして日々こまごまと。

刺し子のふきん

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さらしのふきんを使っている方のブログをみて、どうしても使ってみたくなった。
ただのさらしが、キッチンペーパーみたいにも使えて便利らしいけど、
ちくちく手芸もしたくなっちゃって…

これは、オリムパスから出ている刺し子の花ふきんキットの、七宝つなぎというもの。
とっても楽しかった!
ついつい、あと二種類の図案を買い足してしまった。

たしか幸田文の随筆のなかで、幸田露伴は刺し子を否定していたよな…と思って、本棚の本をめくる。
新潮文庫の『父・こんなこと』に書いてあった。

「雑巾は刺したものより、ならば手拭のような一枚ぎれがいい。
大きさは八つ折が拡げた掌からはみ出さない位であること。
「刺し雑巾は不潔になり易いし、性(しょう)のないようなぼろっきれに
丹念な針目を見せて、糸ばかりが残るなんぞは時間も労力も凡そ無益だから、よせ。
そのひまにもっと役に立つことでも、おもしろいことでもやれ」という。」

…花ふきんはまた別の話よね、ということで、ひとつ(笑)
いま、干し網という柄を刺している。
あと一枚は、紗綾形(さやがた)。
使いこなす前に数増やしたってしょうがないんだけど、たのしい。