暮らす記録。

シンプルライフをめざして日々こまごまと。

物干しのはなし

洗濯物をロープに干す、というのは、CMくらいでしか見ない気がする。
だけど、ずうっと昔の『堀志津さんのせんたくの本』という本をパラ読みしていたら、団地でロープに洗濯物を干している主婦に指導をしている記事があって、昔はほんとうに干してたんだなあ、と驚いた。


私は一人暮らしをやめる寸前くらいに、ピンチハンガーをメインで使うのをやめて、フォッパペドレッティ社の六翼物干しスタンドという仰々しい名前の物干しを導入した。
プラスチックのピンチハンガーが劣化してぼろぼろ折れてしまったので、折れない物干しを使いたいと思った。
数年前から大木製作所のオールステンレスピンチハンガーに憧れていたのだけど、ちょっと高くて手が出なかった。
で、いろいろ物干しについて調べていたら、ヨーロッパ式物干しが絶賛されているブログなどを見つけてしまって、結局えいやとフォッパペドレッティを買ってしまった。…大木製作所のピンチハンガーの十倍くらいの値段なんだけど…。


でもこれは大正解で大満足。
まず室内干しがしやすい。カーテンレールにピンチハンガーをぶら下げるのより、貧乏ったらしさがだいぶ軽減される。
それから、立ったときのお腹から胸くらいの高さなので、作業がしやすい。
布の両端をつまんだりしないで、ぺたんと引っ掛けるバンザイ干しができるから、変な癖がつかない。
ちょっと分厚くて乾きにくいものは、さお部分を数本飛ばして引っ掛けて、風がとおるように干すこともできる。
平面置きもできる。平面部分を台みたいに使えるので、干すときの一時置き場にもできる。
この、台として使える、というのはけっこう便利で、取り込むときはベランダでそのままたたみ、室内に持ち込んだりもしている。
夕方になってまだ乾いてないな、というとき、そのままベランダからコロコロ室内に持ってきて、夜だけ室内干しにすることもできる。
でもなによりいいのは、組み立ててやぐら状になった物干しの中央に除湿機を置いて乾かせることかも。雨でも、浴室乾燥がなくても、しっかり乾く。

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もうちょっと安かったらねー、ということだけがネックだが、衝動買いできない値段だから、かえって熟考が促されていいかもしれない(笑
ちなみに、通販生活のサイトの写真だと、さお部分にハンガーを引っ掛けてシャツを干しているけれど、さお部分はそんなに強くない(というか、しなる)ので、私はハンガーは使わずにシャツもバンザイ干しにしている。どうせアイロンをかけるんだし、夫はカジュアル通勤なのでその干し方でノーアイロンでも何か言われたことはない。

というわけで、フォッパペドレッティ六翼物干し、この噛んじゃいそうな名前も含めてお気に入りなのでした。

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で、最近、夫のピンチハンガーが崩壊したのを機に、とうとう大木製作所のステンレスピンチハンガーを購入した。
ふきんを干したり、まな板を日光に当てたり、スポンジを干したり、ということをするには、やっぱりピンチハンガーがいるし。

奥に立てかけてある白いものが、フォッパペドレッティ。手前が大木製作所。