暮らす記録。

シンプルライフをめざして日々こまごまと。

ガラス掃除にスクイジー導入

中原淳一が好きだ。古書店をめぐって、当時の『ひまわり』をずいぶん集めたものだ。

「さほど美しい人ではなくても、澄んだ目の人に向かって話をしている時は何となく心楽しいものです。
 窓は部屋の目です。だから、その目がぜひとも美しいものでありたいのはあたりまえで、どんなに上等の家具が揃っていても、その部屋の目が不潔で曇っていたのでは台なしです。
 春になりました。
 明るい春の空は澄みきったガラス窓からながめるために、今すぐガラスふきを始めて下さい。」

というわけで、窓ガラス掃除。
今までは数週に1度、固くしぼった雑巾で拭いていたのだけれど、どうしても筋が残るのが気になっていた。それで、100均でスクイジーを購入。
粉石けんをお湯にとかしたので拭いたあと、スクイジーで水気を切ってみる。
感動するほどきれいになったけど、ちょっとでもスクイジーが一筆書きに失敗すると、液ダレがひどくて、悲しいことになってむずかしい。
なので、石けん水拭きのあと水拭きをして、スクイジーにしてみた。今度は簡単だしきれい!

実家では、大掃除の時くらいしか窓ガラスをきれいにしていなかった。その時はガラスマジックリンを大量投入してふきあげ、年一回の満足感を味わっていたものだ。
でも、気づいたときにこまめにやれば、そんなに気負ったものでもないし、ほんとに気持ちがいいものだなあと実感。
「汚れを理解したら、いわゆる住まいの洗剤はいらない」って、本当なんだなあ。
こんな簡単なことでしあわせ。

冒頭の中原淳一の言葉はどこに書いてあったかな、と本をぱらぱらやっていたら、ついついまた読みふけってしまった。
清く正しく美しく生きよう、という気持ちになる。